記事キャッチ画像  (10) Excel アドイン を利用して、ユーザー定義関数の呼び出しを簡単にする! 

 1. Excelアドイン(.XLAM)の作成は簡単 

 2. Excelアドイン(.XLAM)の利用登録も簡単 

 3. まるで、「自」ファイル内に記述したユーザー定義関数のように、ワークシートから呼び出しが可能 

ユーザー定義関数をまとめたものを他人に配布するなら、「Excelアドイン」が便利!
ただし、利用登録した「Excelアドイン」利用がファイル個別ではなく、デフォルトになる事が欠点か?
  「広告」  
 


  (10) Excel アドイン を利用して、ユーザー定義関数の呼び出しを簡単にする!  

Excel メニューバーの [ヘルプ] - [更新プログラムのチェック] にて、適用されていないアップデートがあれば行ってください。 

Excel 2016 for Mac 環境での説明となりますので、 Mac版 Excel 2011 では( VBA が利用できますが )同じ結果にならない場合があるかもしれません。

現状、 VBE 内で日本語を記述すると(貼り付けのみ可能な場合あり)乱れたり、保存時にクラッシュすることが多いため、 VBAコード は「未変換の英数字のみ」で記述してください。(テキストエディタからの貼り付けは可能)

 1. Excelアドイン(.XLAM)の作成は簡単 

( ユーザー定義関数 のVBAコードを含んだ)前回使用した XLSM ファイルを、「マクロを有効」にして開きます。

10

[名前を付けて保存] にて、「Excelアドイン(.xlam)」ファイル形式にて別名を付けて保存する。


11

Excelアドイン(.xlam)」ファイルを、 OneDrive 内に任意のフォルダを作成し格納する。
( OneDrive を利用していない方は、ローカルPC内に適当なフォルダを作成 )



 2. Excelアドイン(.XLAM)の利用登録も簡単 

12

新規ブックを作成し、開発リボンの [アドイン] をクリック後、[参照] ボタンから格納した「Excelアドイン(.xlam)」ファイルを開いて アドイン利用追加登録 を行う。


13

チェックボックスがオンの該当アドインが「有効なアドイン」に追加されるので、[OK] ボタンにて確定する。



 3. まるで、「自」ファイル内に記述したユーザー定義関数のように、ワークシートから呼び出しが可能 

13

35

06

52

「自」Excelファイル内に記述した「ユーザー定義関数」のように関数名補完が効く。
「B1」セルをコピーし、「B2:B10」セルに貼り付け。
「C1」セルをコピーし、「C2:C10」セルに貼り付け。


40

08

上記画面のように VBE 内では前回説明した「別ブック内のプロシージャを呼び出す方法」となり、あまり利点は無い。


19

「自」ブック内に VBAコード を1行も記述していなければ、「Excelブック(.xlsx)」ファイル形式にて保存が可能。


12

次回以降保存した「Excelブック(.xlsx)」を開いた際に上記画面が出るのは利用追加登録した「アドイン」の最新版の組み込みのためみたいなので、[更新する] をクリックする。


54

アドインの利用登録は Excelファイル 毎ではなく、どうやら「Excel 共通設定」のようです。
有効なアドイン」内に表示されている該当アドインのチェックボックスをオフに変更すると、「自動リンクが設定されています…」の画面は表示されなくなります。
 Excelファイル 毎にアドインの利用登録ができると便利なような気がしますが…


ユーザー定義関数をまとめたものを他人に配布するなら、「Excelアドイン」が便利だと思います。
ただし、利用登録した「Excelアドイン」利用がファイル個別ではなく、デフォルトになる事が欠点のような気がします。
利用頻度の高いユーザー定義関数のみ、「Excelアドイン」にまとめるべきということでしょうか?
指定した「XLSTART」フォルダ内に格納した個人用マクロブックと使い分ける必要がありそうです。

配布ではなく個人利用なら、(同)個人用マクロブックを用いるべきでしょう。
なお、個人用マクロブックは Excel2007 以降で標準の XMLベースのファイル形式ではなく、それより前に使われていた バイナリ形式( .XLSB )にて保存されるため、ファイル容量がコンパクトになり読み込みも速いようです。


 2015/11/13 12:58 以下3行を追加 
「マクロ格納用ブック(Excelファイル)」に分割せず、テンプレート(雛形)ファイルを利用する方法もあります!
「ユーザー定義関数等のマクロ(VBAコード)」をまとめた Excel テンプレートファイルメンテナンスし、常に雛形として利用する方法です。
なお、 Excel テンプレートファイル には、マクロを含まない「 .XLTX 」と、マクロも含むことが可能な「 .XLTM 」、2つのファイル保存形式が用意されています。


明日は、 IF 以外の「条件分岐」や、 For 〜 Next 以外の「繰り返し」を説明する予定です。


お疲れ様でした!
[command] + [Q] にてExcel を終了時、「作業中のブック」を保存するか確認のダイアログ画面が表示されるため 「保存」しましょう。
現状、 VBE 内で日本語を記述すると(貼り付けのみ可能な場合あり)乱れたり、保存時にクラッシュすることが多いため、 VBAコード は「未変換の英数字のみ」で記述してください。(テキストエディタからの貼り付けは可能)


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ぜひ、右側の「人気ブログランキング」投票に ご協力ください。
また、お越しくださいませ。
// アタル 

  「広告」